長野放送
移動販売車です。長野県内でもおなじみとなっている移動スーパー「とくし丸」の運行が飯綱町で始まりました。「買い物弱者」への対応やお年寄りの見守りも期待されています。
『とくとくとーく、とくし丸…』
すっかりおなじみのこの歌。移動スーパー「とくし丸」です。14日から飯綱町で運行が始まりました。
83歳:
「これ(キウイ)わたし好きなの」
83歳:
「年だから運転できないし、いいですね」
81歳:
「(足腰が)悪いしさ…。(買い物も)連れて行ってもらえば行けるけど、ここなら一人で来て見られるからいいと思った」
地元の「第一スーパー」が導入し、生鮮食品から日用品まで1200品を載せ、客の家の前まで出向いて販売します。
「とくし丸」は徳島県の企業が2012年からフランチャイズ展開し、現在、全国で1000台以上、県内でも43台が運行。飯綱町では初の運行で、高齢化などにより増加する「買い物難民」に対応します。
第一スーパー・大岡敏久社長:
「送迎バスに乗るのも不便なお客さまが結構いらっしゃる。『とくし丸』で玄関に横付けという形で利用していただくのが一番良いかなと」
利用者も歓迎しています。
86歳:
「運転できなくて、お店に行けない…助かります。ありがたい。週1お見えになるというので、期待しています」
今後、町と「見守り協定」を結ぶ考えで、高齢者の安否確認なども行うことにしています。
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