シャインマスカットなど人気品種の出荷が始まった=宮田村駒ケ原、田中さんのほ場
長野県宮田村駒ケ原で栽培される高級ブドウの出荷が今年も始まった。一帯のほ場では、シャインマスカットやナガノパープルなど、市場でも人気の高い品種がたわわに実り、着実に近づく秋の気配を醸し出している。
田中みなとさん(64)=大田切=は、約15アールのほ場で10年前からシャインマスカットなど4種類を栽培。糖度が基準に達したため、シャインマスカットとナガノパープルの2種類の出荷を27日から始めた。
田中さんによると、今年は春先から雨が降る時期と降らない時期との偏りがあり「実の出来」を心配したが、いずれの品種も糖度、玉伸びともに、例年並みに仕上がったという。田中さんは「ブドウの産地は数あるが、宮田村にも良いブドウがある。是非味わってほしい」と話している。
出荷先は駒ケ根市の中央道駒ケ岳サービスエリア(下り線)と駒ケ根高原農産物直売所。インターネットでも販売する。
シャインマスカットとナガノパープルは10月末ごろまで出荷。クインニーナは9月第1週から、バイオレットキングは9月半ばから出荷を開始するという。
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