画像提供・北信総合病院
18日発表の長野県内の新規感染者は3599人、1日あたりでは過去最多を更新しました。お盆明けの急増に医療機関も懸念しています。すでに病床が埋まりつつある北信総合病院。医師は「今後、さらに増加する可能性がある」とし、より一層の対策を呼びかけています。
医療スタッフ:
「横になって、点滴始めますよ」
抱きかかえられる高齢の患者。長野県中野市の北信総合病院はお盆期間の今月13日、30あるコロナ病床のうち22床が埋まりました。
高齢の感染者も目立ち、入院する人が増えています。
北信総合病院・荒井裕国統括院長:
「認知症の方もいるので、お世話をする方としては結構、人手がかかる、そこはちょっと大変。身をていして治療にあたっている」
第7波による医療のひっ迫。お盆休み期間も発熱外来は1日50人から70人が訪れ、ギリギリの状態で職員が対応しました。
休みが明け18日の新規感染者は過去最多の3599人。荒井統括院長は今後、さらなる増加を懸念しています。
北信総合病院・荒井裕国統括院長:
「行動制限がなくて、多くの人が集まる機会がお盆でいろいろあったと思う。それをきっかけに、増えないはずはないなととらえている。ここから先、まだまだ増えてきてしまうのではないかという不安を抱えている」
呼びかけるのは「対策の徹底」です。
北信総合病院・荒井裕国統括院長:
「とにかく自分がかかっているなというのを疑って、そういう可能性があるときには、家の中で高齢の方がいるときは、その人とは距離をとる、マスク着用、食事の場所を変える、時間をずらす。ここはひとつ、気を引き締めていただきたい」
一方、17日、開かれた県の専門家懇談会でも専門家から「お盆明けに増加しその後、減少に転じるのでは」といった見解が示されました。
長野放送[/MARKOVE]