「元祖やたらかつ丼」(長野県飯綱町・むれ温泉天狗の館)
ぼたんこしょうや夏野菜などを刻んだ北信濃の郷土食「やたら」。現在、飯綱町で「やたら」を使ったアレンジメニューの食べ比べができるイベントが開かれています。
10日の長野県内も厳しい暑さに。各地で35度を超え猛暑日となりました。
(記者リポート)
「きょうのような暑い日に食べたくなる『やたら』。こちらでは町をあげてPRしています」
ぼたんこしょうやミョウガ、みそ漬けの夏野菜を細かく刻んだ北信濃の郷土食「やたら」。食欲の細る夏にもってこいの料理です。
飯綱町では今月から飲食店などでアレンジメニューの食べ比べができる「やたら祭り」を開催しています。
こちらは「むれ温泉天狗の館」。食堂で出しているのが「元祖やたらかつ丼」(850円)。ご飯の上にたっぷりの「やたら」と、かつをのせた料理です。「やたら」と信州サーモン、とろろをのせた「いいづな丼」(900円)もあります。
長野市から:
「サーモンがとろとろで柔らかいので、合わせて食べるとおいしい」
例年この時期に行われるイベントですが、今年は過去最多の15店舗16メニューの食べ比べができます。
さっぱりとそばにのせたり、ピザやガレットなどの洋食に使ったり。各店舗の趣向を凝らしたアレンジメニューが味わえます。スタンプラリーも行っていて、2カ所巡ればリンゴなど地域の名産がプレゼントされます。
廃校となった小学校を利用したカフェ「泉が丘喫茶室」で提供しているのは、期間限定の「やたらローストビーフバーガー」(750円)です。
(記者リポート)
「シャキシャキ、オクラもいいですね。さっぱり感をより引き立てています」
祭りの参加は今年で3回目。年々、盛り上がりをみせるイベントに期待しています。
泉が丘喫茶室・植田麻緒店長:
「(やたらは)ご家庭でも簡単にできる料理なので、これを機会に知っていただきたい」
祭りは今月31日まで。「やたらおいしい」バラエティー豊かなメニューで夏を乗り切りましょう。
長野放送[/MARKOVE]