さまざまな色彩のライトで照らし出された夜の秋宮の境内
長野県諏訪大社下社秋宮で、「夏詣」の企画に合わせてライトアップが行われている。雅楽の音が流れる中、静かな夜の境内を幻想的な光が包んでいる。参拝者らはライトアップされた御柱や神楽殿などをスマートフォンで撮影したり、おみくじを引いたりと、夜の神社の雰囲気を楽しんでいる。14日まで。
諏訪大社が主体となりライトアップを行うのは初めて。幣拝殿や神楽殿、秋宮一之御柱と二之御柱、鳥居をライトアップしており、時間帯で色彩が変化していく。鳥居から続く参道の両側にはLEDのキャンドルライトも並ぶ。
岡谷市から両親と訪れた小学2年生の女児は「緑色がよかった」と話し、母親は「色によって感じ方が変わる。いつもと違う神社を体験できました」と話した。諏訪市の50代夫妻は夏詣限定の御朱印帳に秋宮の御朱印をもらいに来たといい、「お盆に子どもたちが帰省できたら一緒にまた来たい」と話していた。
諏訪大社神職は「静かで厳かな境内を参拝し、秋宮の新たな一面を知ってほしい。花火見学など夜の街歩きもしてもらい、町の活気にもつながれば」と話した。
午後5時~同10時。期間中は秋宮の授与所の開所時間を午後8時まで延長している。
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