富士見パノラマリゾートのスキルアップエリアを参加者と一緒に走る山本幸平さん
東京五輪の自転車マウンテンバイク(MTB)クロスカントリーに出場した山本幸平さん(36)=松本市=が19日、長野県富士見町の富士見パノラマリゾートで交流イベントを開いた。県内外の愛好者16人が参加し、五輪4大会に連続出場したMTB界のレジェンドと一緒に山麓、山頂のコースを走行。子どもたちは「山本さんのように速くなりたい」と目を輝かせた。
山本さんは北海道出身。東京五輪の直前まで同リゾートで合宿を行い、「競技人生の集大成」と位置付けた五輪に臨んだ。今後は、思い入れがあるという同リゾートを拠点に「スポーツ」と「食」を軸にした事業を行う考えだ。
山本さんは「(新型コロナ感染症対策として)接近はせずに、安全に軽く走っていきましょう」とあいさつ。まず最初に山麓のスキルアップエリアへ向かい、森の中のコースを走行。慣れてきたところでジャンプの練習をした。ゴンドラリフトで山頂駅へ向かうと、入笠山の標高約1800メートルの場所に設けた「秘密基地(=練習拠点)」にも参加者を案内した。
保育園の頃からMTBに乗る北安曇郡池田町の中学2年生(13)。山本さんは「憧れの人」と言い、「オリンピックも夢中で見た。どうやったら速く走れるか、直接教わりたい」と笑顔で話していた。
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