中ア駒ケ岳を目指して中岳付近を登山する西箕輪中の生徒ら
長野県上下伊那地方の中学生が中央アルプスの主峰駒ケ岳(2956メートル)を目指す集団登山のシーズンを迎えた。21日は上伊那地方のトップを切り、伊那市西箕輪中2年生75人が駒ケ岳ロープウェイで日帰りの登山を実施。全員登頂に成功し、喜びを分かち合った。
一行は午前7時すぎ、ゴンドラで千畳敷駅に到着。千畳敷カールから八丁坂経由で乗越浄土を歩き、午前10時に駒ケ岳山頂に立った。途中では環境省が繁殖活動を行うライチョウの親子が散歩する様子を見学。生徒は「かわいい」などと歓声を上げた。
生徒の一人(13)は「山頂に立つ達成感が心地いい」と満足そうな表情。別の生徒(13)は「途中で疲れた感じの友達もいたが励まし合って歩いた。全員で登れてよかった」と話した。登山に同行した根橋健治校長は「体験した充実感や達成感を今後の学校生活に生かしてほしい」と期待した。
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