次男・寛さんを亡くした・田原義則さん(閉廷後の取材)
2016年に大学生など15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故の裁判で21日、遺族8人が被害者参加制度を利用して被告人に質問しました。
【動画】息子を亡くした遺族は
この裁判では、運行会社「イーエスピー」の高橋美作社長や運行管理者だった荒井強被告が業務上過失致死傷の罪に問われています。
遺族が「どうすれば事故を防げたか」と聞くと、高橋美作社長は「今思えば教育訓練をしっかりやれば防げた」と答えました。運行管理者だった荒井強被告は「運転教育や適性検査、健康診断、1対1での研修をやればよかった」と答えました。
また、「自分の家族を乗せられるか」と問われると、2人とも「今思えば乗せられない」と答えていました。
次男・寛さんを亡くした・田原義則さん(閉廷後の取材):
「事前に防ぐ方法(教育訓練)があったのであれば、なぜできなかったのか。憤りを感じましたし、むなしさも感じた」
次回は10月11日に検察側の論告などが行われる予定です。
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