オープン初日の諏訪市霧ケ峰キャンプ場でテントを設営する利用者
長野県諏訪市霧ケ峰キャンプ場は2日、今季の営業を開始した。初日は午後から曇り空が広がったものの、県内外から多くのキャンパーが来場。高原の冷涼な空気の中でアウトドアを楽しんだ。
キャンプ場は東京五輪(1964年)の記念事業として69年にオープン。総面積は3万6565平方メートルでテント約100張りを設営できる他、炊飯所や水洗トイレなどを備えている。
キャンプ場を管理する市観光課によると、昨シーズンの利用者は20年より1100人ほど少ない3180人。8月中旬に発生した集中豪雨や、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い9月に10日間休業したことが原因とみている。今年の問い合わせ件数は「昨年と同程度」だが、「梅雨が早く終わりコロナ禍も落ち着いてきている」と、にぎわいに期待している。
初日は37組計73人が利用し、キャンプ場によると「順調な滑り出し」。臨時職員の石塚眞一さん(67)は「夏でも涼しいキャンプ場。辺りには草原も広がっているので、高原の草花やハイキングも一緒に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。職場仲間と5人でテントを組み立てていた井原要さん(31)=長野市=は「下界の暑さを忘れて日頃の疲れをリフレッシュしたい」と話した。
今季の営業は9月25日まで。7、8月は毎日営業し、9月は11、12日を除く土日祝日のみ利用可能。使用料(テント持ち込み)は1~6人用が1張りにつき730円、7人用以上が1250円。受け付けは午前9時から午後5時。問い合わせは同キャンプ場(電話0266・52・2833)へ。
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