仲見世通り（長野市）
長野市の善光寺御開帳は29日、閉幕します。期間を1カ月延長した対策が功を奏し、感染者が減少傾向にある6月は「駆け込み参拝」の様相。最終盤のにぎわいに門前の店舗も安堵しています。
警備：
「触れるだけでご利益があるものです、立ち止まらず触れながらお進みください」
回向柱に手を触れながら流れていく参拝客。善光寺御開帳はこの週末「駆け込み」の参拝客でにぎわいました。
新潟から：
「もう終わっちゃうっていうので駆け込みで来ました。大にぎわいで、明るい兆し感じました」
大町市から：
「コロナが落ち着いたので、ようやくきょう最後の土曜日に来られてよかったです」
（記者リポート）
「御開帳最後の週末、境内は多くの人でごった返していますが、意外にも回向柱の列は短く、最後尾は山門の手前あたりです」
この週末は厳しい暑さとなりました。熱中症と感染対策のため立ち止まらず柱に触るよう呼びかけられたこともあり、この日、昼ごろの待ち時間は30分以内でした。
一方、仲見世や中央通りは多くの人が食べ歩きや買い物を楽しんでいました。こちらの菓子店では今月に入って、変化を感じたといいます。
風月堂・宮島章郎社長：
「4月5月は御開帳ってこんなものかなと不安がよぎりましたけど、6月に入ってから盛り返したから結果的にはよかったなと」
ただ、バスツアーなどの団体客がほとんどいないため売り上げは、にぎわいほどアップしていないそうです。
風月堂・宮島章郎社長：
「コロナ前は外国からのお客さんが多く目立って入りましたから、そういった形で海外からも戻ってきてもらえれば活気づくんじゃないかなと」
1カ月延長した御開帳も29日、閉幕。平日の27日も多くの参拝客が訪れていました。最終盤のにぎわいを今後の経済回復につなげることができるのか、注目です。
長野放送[/MARKOVE]
