ウクライナ料理を試食
故郷の味です。長野県高森町に身を寄せているウクライナの避難家族が監修した「ピロシキ」や「ボルシチ」が、キッチンカーで販売されることになりました。多くの人に味わってほしいとしています。
「ピロシキ」に。「ボルシチ」。いずれも高森町に身を寄せているウクライナの避難家族が監修した料理です。
8月1日から2週間、お隣・豊丘村の道の駅で、キッチンカーによる販売が決まり、28日、試作会が開かれました。
避難家族は、道の駅のスタッフが作った料理を本場の味に近づけるためアドバイスしました。
冷製のボルシチの味は…
パリツカ・ユリアさん:
「冷たいボルシチは珍しい。野菜の大きさは気になったんですが、しっかり中までゆでてあって、野菜の一つ一つの味を味わえるのはよかった」
スタシウク・ディナさん:
「(ボルシチには)キャベツを入れてほしい。ピロシキはとてもおいしかった」
ウクライナ料理はコーヒーとセットで1000円で販売する予定です。
今回の販売は、避難の切っ掛けを作った空手団体「禅道会」をはじめとする支援者が企画しました。
信州に来てまもなく3カ月。町営住宅で暮らしていて子どもたちは、保育園や学校に通っています。
一方、自立した生活に必要なのは「就労」です。キッチンカーでは避難家族も販売を手伝う予定で、ようやく働けることを喜んでいます。
パリツカ・ユリアさん:
「ウクライナではみんな普通に働いていた。やっと仕事を始められるのはうれしい」
ボロセンコ・オレナさん:
「ウクライナではボルシチが皆、大好きで、日本の皆さんがボルシチを気に入るのが楽しみ」
長野放送[/MARKOVE]