傘を差す観光客と雨露にぬれるツツジ。池には雨粒の波紋が広がった=高島公園
気象庁は6日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より1日、昨年より8日早い。同日午後5時までの24時間降水量は原村で119・5ミリに達し、1976年の統計開始以来、6月としては観測史上1位となった。
諏訪地方では午後にかけて冷たい雨が降り、傘を差して行き交う人の姿が見られた。諏訪市の高島公園では、ピンク色のツツジの花がしっとりと雨露にぬれて鮮やかさを増し、池に雨粒の波紋が広がった。千葉から家族で訪れた観光客は「花や緑が生き生きして見える。雨の城もまたいい」と見入った。
長野地方気象台によると、日中の最高気温は諏訪で15・5度、原村で14・1度と4月中旬並みになった。県内の向こう1週間は、前線や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨の日が多くなる見込み。
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