3年ぶりに山頂の車山神社で開いた開山祭で、シーズンの安全を祈願する参列者
長野県茅野市の車山高原観光協会(稲葉浩一会長)は4日、車山高原開山祭を山頂(標高1925メートル)にある車山神社で開いた。今井敦市長や県議、財産区の代表などの関係者ら約90人が参列して神事を行い、安全と高原のにぎわいを願った。昨年、一昨年は新型コロナウイルス感染拡大や雨天の影響で施設内で行ったため、山頂での開催は3年ぶりとなる。
山頂は茅野市街を一望でき、遠くには富士山も望める天候に恵まれた。参列者は神職の祝詞に頭を下げ、舞やお清めの後に玉串をささげて夏山シーズンの安全と多くの観光客の来訪を祈願した。スキー場のレストランで酒や料理を振る舞う「直会」は行わなかった。
稲葉会長は「コロナも落ち着いてきたので、多くの人に訪れてもらい景色を楽しんでほしい」と話した。
神事の後には、車山の木遣り隊と子ども木遣り、ラッパ隊が演奏を披露し祝った。
今年は10月2日に同神社で小宮祭を予定している。「天空の御柱」と呼ばれ、一之柱を山頂まで曳き上げる。2016年の前回は約300人の一般参加があった。今回も参加者を募集する。問い合わせは同協会(電話0266・68・2626)へ。
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