臥竜公園・竜ヶ池のボート 長野・須坂市
長野県須坂市の臥竜公園の竜ヶ池で今年5月5日、足こぎボートが転覆する事故がありました。5月31日現在、営業を休止していますが、新たに年齢制限などのマニュアルを策定し、6月4日から再開することになりました。
事故直前の池周辺の様子 （提供：視聴者）
5月5日午後2時半ころ、須坂市の臥竜公園で突風が発生。竜ケ池では足こぎボートが転覆し、1歳と3歳の子どもを含む4人が池に落ちました。近くにいた来園者に助け出され、けが人はいませんでした。
目撃した人は：
「池のちょうど真ん中らへん。今までにないような風が吹いた」
転覆したボート (提供:視聴者)
つむじ風にあおられたとみられて、市は安全確認のため、ボートの営業を休止しました。
31日は、営業再開に向けて策定した安全マニュアルを市議会に報告しました。
警報や注意報が出るなど条件が悪く、危険が予想される場合は中止とすることを明文化し、乗れるのは2歳以上とする年齢制限も新たに設けました。
策定した安全マニュアル
また、これまで子ども用9着のみだった救命胴衣を大人用18着、子ども用29着に増やし、手こぎボート5艘のうち1艘を救助専用にします。
臥竜公園管理事務所・中澤雄一所長：
「ご家族で楽しい思い出となるところが、自然災害とはいえ辛い思いをさせてしまった。安全管理マニュアルを作成して、より一層ボートの運営については意識を持って対応できるようにした」
市議会で了承されたことを受け、市はボートの営業を6月4日に再開します。
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