白樺湖畔に整備されたジョギングロード
長野県茅野市と北佐久郡立科町、両市町の観光団体などでつくる白樺湖活性化協議会(会長・今井敦茅野市長)は18日、総会を同町の池の平ホテルで開き、「準高地健康増進エリア」に位置付ける女神湖、白樺湖、車山地域が陸上・長距離選手の合宿地として選ばれるよう、誘致活動に力を入れる方針を確認した。パンフレットなどを挟むPR用フォルダを新たに作製し、案内を入れて大学や実業団などに送付する。
同協議会は健康、運動の観点から3地域を一元的に発信する取り組みを2012年から続けており、18年には標高1420メートルの白樺湖畔にゴムチップを敷いた1周約3.8キロのジョギングロード「白樺ぐるりん」を整備。立科町にはクロスカントリーコースが設けられた。
同地域で大学の箱根駅伝常連出場校などが合宿を行ってきた実績を踏まえ、今年度は誘客宣伝用のフォルダを作製し、スポーツ合宿プランなどの資料を入れて関係機関に情報を送る。フォルダは宿泊施設が独自に商談会などに参加する場合の販促ツールにも活用してもらう。
総会ではこのほか、昨年度新たに 始めた映画やテレビドラマ、CMなどを誘致するフィルムコミッション事業の実績を報告した。女神湖周辺などで20件の撮影があり、スタッフら254人が来訪。撮影隊の宿泊代などによる経済効果は222万円余だった。今年度は撮影隊のニーズを反映したホームページに内容を更新する。
今井会長は「新しい白樺湖をみんなでつくる体制が整いつつある。立科町と足並みをそろえながら素晴らしい場所になるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。
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