長野放送
長野県の諏訪大社御柱祭は下社「里曳き」3日目。フィナーレを飾る建御柱が行われました。人力での曳行もでき、氏子たちは晴れやかな表情を浮かべていました。
「里に下りて神となるー」
1カ月半に渡った御柱祭は、下社の建御柱でフィナーレを迎えます。
上社に続き、下社も「山出し」は感染対策のためトレーラーでの運搬となり、見せ場の「木落し」も中止されました。
14日から始まった「里曳き」は念願の人力での曳行が叶い、氏子たちは喜びをかみしめていました。
氏子:
「全員でできてうれしい。楽しんでいる」
「楽しいです!」
2日目の15日からは「建御柱」が行われました。春宮で最も太い「春宮一」の柱も無事に立ち上がりました。
春宮一の「天端乗り」:
「気持ちよかった、諏訪郡中を見渡せる景色で。一生に一回、良い経験をさせてもらった」
秋宮の柱も境内へと向かいます。沿道では「神賑わい」と呼ばれる行列も行われ、祭りに華を添えました。
迎えた16日の最終日。秋宮で最も太い「秋宮一」の建御柱です。大勢の氏子が見守る中、午後7時前に見事に立ち上がりました。柱の懸垂幕には、「伝え継ぐ御柱の技 天に通じる光の道よ」の文字。
秋宮の4本の建御柱が終わると、2022年の御柱祭は閉幕します。
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