木遣りを披露する今井さん親子 4日
長野県の諏訪大社御柱祭は4日、上社里曳きの2日目が行われました。祭りに欠かせないのが氏子たちを励ます木遣り。母を追って子ども2人がデビューを果たした「木遣り」の親子に密着しました。
「よいさ、よいさ」
メドデコに乗って気勢を上げる氏子たち。8本の御柱が街を進みます。
(木遣り):
「心を~そろえて~お願いだ~」
茅野市木遣保存会の今井文子さん。祭で「鳴く」のは2回目です。
茅野市木遣保存会・今井文子さん:
「6年に一度、諏訪の人が、心が一つになる大切なお祭りだと思っています」
実は今井さんは、9人の子どもの母。28歳から4歳の双子まで2男7女がいます。今回、9人きょうだいの内、2人が「木遣りデビュー」を果たすことに。
次男・貫樹くん(小2):
「ママ達が木遣りやってるの見て、かんちゃんもやりたいなと思って」
5女・苺美さん(中1):
「大きな声で鳴けるようになったので、続けてよかったなと思います」
4月30日、里曳き前の最後の練習です。
次男・貫樹くん(小2):
「お願いだ~」
5女・苺美さん(中1):
「協力一致で~」
デビュー前の準備は万端、本番に向け気合十分です。
茅野市木遣保存会・今井文子さん:
「みんなの心が一つになれるような木遣りをやりたいなって思います」
4日の里曳き2日目。
次男・貫樹くんと5女・苺美さんも大舞台でデビューしました。
茅野市木遣り保存会・今井文子さん:
「子どもたちと一緒に同じ場所に立てるのはありがたいことですし、うれしいです」
母と子で氏子たちを5日まで励まします。
4日午後1時過ぎ、最も太い「本宮一」の柱は難所の鳥居を通過。無事、境内に到着しました。
上社里曳きは5日が最終日。本宮と前宮、合わせて8本の「建御柱」が行われます。
長野放送[/MARKOVE]