NBS長野放送
特集は信州を代表する春の味覚・山菜です。この冬は雪が多かった影響で、北信ではようやく出始めたところで、これからシーズンが本格化します。山菜を採って、食べる。まさに春の醍醐味です。
サクサクの天ぷらに、ほろ苦さが春を感じさせるおひたし。春の味覚、山菜のシーズンが巡ってきました。
道の駅の山菜売り場 15日
4月15日の長野市の「道の駅 信州新町」。
(記者リポート)
「こちらの道の駅では、旬の山菜などがずらりと並び始めています」
コゴミやワラビが店頭に並び、多くの人が買い求めていました。
客:
「待ち遠しいよね、こういうの出るまで」
「天ぷらのリクエストで、孫の」
この冬は雪が多く、山菜が出始めたのは例年より半月ほど遅かったと言います。ただ、4月中旬になって暖かい日が続き、山菜の王様と呼ばれるタラノメも並ぶようになりした。
出荷した人:
「このところ20度過ぎた日が続いて、ばあっと出た。こうなると春が来たなと」
早速、買い求める人も…
客:
「今年初めてのタラノメ。天ぷらで食べるとおいしいですよ」
「山菜採り名人」の赤池健さん
実際、山はどうなっているのでしょうか。4月18日、長野市内で郷土料理が人気の飲食店「やま茶屋」を営む赤池健さんに同行させてもらいました。
赤池さんは「山菜採り名人」。店で出す山菜のほとんどを自分で調達していて、去年は3段の重箱すべて山菜づくめの「山菜おせち」も販売しました。
長野市郊外の里山
やま茶屋・赤池健社長:
「里山は一番身近なところから、だんだん山に向かっていく中間なので、いろんなものが楽しめる」
入ったのは長野市郊外の里山です。
スイバ
まず見つけたのはスイバ。酢の物や天ぷらで食べるのがおすすめです。名前の通り、食べてみると…
(記者リポート)
「ん~すっぱい、柑橘系のすっぱさですね」
定番の山菜もありました。
タラノメ
やま茶屋・赤池健社長:
「なじみのあるタラノメ。寒かったのと3月にも雪が降ったので遅めですね」
こちらの山も例年より1週間から10日ほど遅れているということです。
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