小平奈緒選手(長野市・12日)
今年10月に長野市で行われるレースを最後に引退することを表明したスピードスケートの小平奈緒選手。かつての恩師や親交のある人たちも決断を尊重し、今後の活躍に期待しています。
小平奈緒選手(12日の会見):
「10月の全日本距離別選手権大会の500メートルを競技人生のラストレースとすると決意したことをここに報告します。長い人生を考えた時に、スケートだけで人生を終わりたくないという思いが本当に強くて」
12日、今年10月の長野市で開かれる全日本距離別選手権を最後に、現役を引退すると発表した小平選手。目に涙を浮かべながらも、すがすがしい表情が印象的でした。
新谷純夫さん
中学・高校時代の指導者・新谷純夫さん:
「一番、自分の最後の姿を見ていただくことで、お返ししようとしたんじゃないか。いかにも奈緒らしい決断」
宮田村の新谷純夫さん。小平選手の中学・高校時代の指導者です。
2018年の平昌オリンピックの時も自宅で教え子たちと見守りました。小平選手は女子500メートルでスピードスケート・日本女子初の金メダルを獲得。
今もスケートを指導している新谷さん。今後、小平選手を目指す子どもたちが育っていくことを期待しています。
中学・高校時代の指導者・新谷純夫さん:
「(幼い頃に)憧れた選手のように自らがなって、後輩に憧れられる存在になった。そういう選手になってもらえたのが素晴らしいことだし、私としては感謝です」
中学時代の同級生・佐藤萌さん:
「世界でどこまでいけるのかなって希望をいつも与えてくれた姿に感謝したい」
中学校時代の同級生・佐藤萌さん
佐藤萌さんは中学校時代からの友人で、大会にも何度も足を運び応援してきました。
小平選手からのメッセージ
平昌オリンピックのときは寄せ書きを送り、小平選手からも感謝のメッセージが届きました。
小平奈緒選手:
「中学校の同級生の皆さん、応援ありがとうございました」
佐藤さんは小平選手の決断を尊重し、今後の活躍にも期待しています。
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