長野放送
11日、長野県内で新たに506人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。月曜日としては過去最多です。
11日発表の506人は、居住地別に長野市211人、松本市64人、上田市34人など40市町村で確認されました。
先週の月曜日より100人以上増え、15日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。また、月曜日としては過去最多です。
新たな集団感染は3件。松本市の認定こども園で12人、松本市の高校部活動で11人、北信保健所管内の医療機関で5人が確認されました。
1月以降の県内の新規感染者の推移をみると、2月後半から少し減少しましたが、3月中旬以降、再び増加傾向になり、今月9日は過去最多の740人が確認されました。
特に急増しているのが長野市で、3日連続で200人を超えています。要因について長野市保健所は、感染力が強い「BA.2」への置き換わりが進んでいること、保育所や学校などで10歳未満の子どもの集団的な感染が増えて親の世代にも広がっていることなどを挙げています。
一方、11日時点で重症者はいません。10日に記者会見した長野市保健所の小林良清所長は次のように述べていました。
長野市保健所・小林良清所長(10日):
「子どもたちや同居の感染をただちに抑えることは非常に困難。(新規感染者の)数が多いから非常に残念とは思わずに、ある程度、共存していかざるを得ない状況の中で対策をとっていくという風に考え方や対応を変えていく時期に来ていると思う」
県も対策の重点を新規感染者の抑制から重症化リスクの高い人を守ることに転換しています。
ただ、高齢者などに拡大する可能性があるとし、改めて基本的な感染対策の徹底を求めています。
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