諏訪大社御柱祭の上社里曳きに向けてメドデコ乗りの練習を始めた四賀八和会の若者たち
5月に行われる諏訪大社御柱祭の上社里曳きに向け、長野県諏訪市四賀地区のメドデコ乗りの練習が23日夜、四賀飯島の綿半ホームエイド諏訪インター店の駐車場で始まった。地区の若者組織で、御柱の曳行を担う「四賀八和会」が練習に励み、安全できれいな曳行を目指す。
長さ約6メートル、直径約70センチの赤松を練習木に、毎週月、水、金曜に練習を重ねる。取り付けた前メドは長さ約4.5メートルのナラ。初日は小雪が舞う中を約70人が参加し、マスク着用などの新型コロナウイルス感染防止策を講じながら、前メドに乗って左右に大きく揺らす技術を確認した。
てこ棒で練習木を支え、メドデコの上端から伸ばした命綱を引いたり戻したりして揺り動かした。メド乗りの若者たちは交代しながら2本の前メドに5人ずつ乗ると、「よいてーこしょ」の掛け声に合わせて命綱との連係を確かめた。乗り手はメド乗りOBや先輩から指導を受け、技術を身に付けようと取り組んだ。
矢崎光彦会長(50)は「里曳きがどんな形になるか分からないが、けがをしないよう、感染しないように準備していきたい」と話した。四賀地区とともに前宮一を担当する同市豊田地区の練習は25日から予定している。
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