長野県の新規感染者（3月24日発表）
24日、長野県内で新たに478人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。一日当たりの新規感染者は1週間前の木曜日より8人減りましたが、高い水準が続いています。一方、知事は「第6波」の現状を踏まえ、従来の新たな感染者を抑制する対策から高齢者などの重症化を防ぐ方向へ転換すると明らかにしました。
長野県の新規感染者（公表日ベース）
24日発表の県内の新規感染者は478人、44市町村で確認されました。
新たな集団感染は1件、長野市の児童福祉施設で10人の感染がわかりました。
県内で療養中は4884人、内訳は入院105人、宿泊療養429人、自宅療養3725人、調整中625人となっています。このうち重症2人、中等症19人です。
長野県独自の感染警戒レベル
県内の確保病床使用率は23日午後8時時点で20.5％、前日を4.3ポイント下回りました。
県が6段階で示す独自の感染警戒レベルは木曽地域「4」、その他の地域は「5」となっています。
県は、人の移動が増加する年度末・年度始めに合わせ、4月10日までを「感染対策強化期間」として、基本的な対策の徹底を呼びかけています。
長野県・阿部守一知事（長野県庁 3月24日）
一方、阿部守一知事は24日、会見で県の新型コロナウイルス対策を新規感染者の抑制から高齢者などの重症化を防ぐ方向へ転換することを明らかにしました。
阿部守一知事：
「新規陽性者数の抑制から重症化リスクの高い方を守るという方向に対策の力点を変えていきたい」
現在の「第6波」では若い世代の感染者が増える一方、ワクチンの効果もあって、入院者は減る傾向にあります。
こうした実情に合わせ、県は濃厚接触者を詳しく調べて新たな感染者を抑制する従来の対策を高齢者や基礎疾患のある人を重点的に守るよう転換します。
具体的には来週の対策本部会議を経て決まりますが、6段階ある県独自の感染警戒レベルの基準の見直しなどが見込まれます。
■長野県の新規感染者（居住地別・24日発表）
長野市 151
松本市 46
佐久市 25
安曇野市 24
塩尻市 21
上田市 19
茅野市 17
須坂市 16
中野市 12
諏訪市 12
飯田市 12
信濃町 12
岡谷市 11
駒ヶ根市 9
根羽村 9
千曲市 8
松川町 7
伊那市 6
富士見町 6
飯山市 5
原村 5
小諸市 4
山ノ内町 3
軽井沢町 3
山形村 3
東御市 2
御代田町 2
木曽町 2
下諏訪町 2
箕輪町 2
高森町 2
南箕輪村 2
中川村 2
売木村 2
大町市 1
飯綱町 1
小布施町 1
長和町 1
辰野町 1
木島平村 1
高山村 1
南牧村 1
白馬村 1
喬木村 1
（県外居住者）
埼玉県 1
東京都 1
新潟県 1
愛知県 1
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