4月の公演に向けて稽古に励む田楽座の座員
長野県伊那市富県の歌舞劇団・田楽座の稽古場創造の館で4月15~17日、「田楽座稽古場公演-春」(NPO法人ふるさと芸能研究所主催)が開かれる。3日間で計4ステージ上演し、座員6人が全国各地に伝わる多彩な民俗芸能を披露。公演に向け、熱のこもった練習を続けている。
稽古場公演は地元の人たちに見てもらう機会として始め、29回目を迎える。アットホームな雰囲気で座員と観客の距離が近いことも人気で、県内外から来場者が訪れる。
公演では全国のさまざまな太鼓の技法やリズムを織り込んだ創作曲「八天楽」の和太鼓演奏や、アレンジを加えた獅子舞、田子神楽、水口囃子などの演目を、構成を新しくして上演。今回だけのサプライズ演目もあるという。
田楽座の中山洋介代表(45)は「稽古場公演は独特な雰囲気で距離も近く、演者にとっても楽しみで大事な公演。コロナ禍で制限がある中、少しでも雰囲気を味わってもらえたら」と来場を呼び掛けている。
15、16日は午後2時、17日は午前11時と午後3時の2回公演。入場料は3歳以上1500円。入場者数に制限があるため事前予約が必要。電話か田楽座のホームページ、予約フォームのいずれかから予約する。予約・問い合わせは午前9時~午後5時に田楽座(電話0265・78・3423)へ。
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