着付けをし、りりしい御殿様姿となった兄弟
諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)の上社里曳きで行われる長野県諏訪市神宮寺区の奉納騎馬行列で、「御殿様」を務める小学4年の児童(9)、同1年の児童(7)が27日、祭本番で披露する衣装に身を包み、パンフレットの作成に向けた写真撮影に臨んだ。撮影に先立ち、諏訪市中洲の着付け教室で着付け、愛らしい兄弟がりりしい殿さまへと変身した。
神宮寺区は御柱祭ごとに奉納騎馬行列のパンフレットを作成し、区内や地元企業、里曳きの曳行路沿いの関係機関などに配布している。同日はこのための写真の撮影日で本番と同様に着付けるのは今回が初めて。兄弟は午前中から化粧し、着付けをした後、午後に撮影に臨んだ。
着付けは地元神宮寺の北原きもの着付教室で行った。白と紫の着物にそでを通し、家紋入りのかみしもの形を整えた。腰に刀を差し、かぶとをかぶると、立派な殿様の姿に。兄弟は「(かみしもの)きらきらした模様がきれい」「祭の本番に向けて気持ちのスイッチが入りました」と力強く語った。騎馬大将を務める兄弟の父親の信俊さん(42)は「わが子の立派な姿を見させてもらい、御柱祭が近づいていることを改めて感じる。二人には本番も頑張ってもらいたい」と目を細めていた。
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