前回の下社の「木落し」 2016年
今年4月に行われる長野県の諏訪大社御柱祭の「山出し」について、大総代でつくる実行委員会は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、柱を人力で曳かずにトレーラーで運び、目玉の「木落し」や「川越し」も行わないと発表しました。
諏訪大社上社御柱祭安全対策実行委員会の会見:
「氏子による曳行を諦め、トレーラーにより御柱屋敷まで運搬との苦渋の決断に至りました」
22日、諏訪大社の大総代で作る実行委員会が会見し、山から柱を運び出す「山出し」は、上社と下社ともに柱をトレーラーで運ぶと発表しました。「山出し」の目玉である「木落し」も中止となりました。
また、柱が川を渡る上社の「川越し」も従来の方法は取りやめ、川の水をかけるなど代わりのやり方を検討しているということです。
新型コロナの感染拡大による「まん延防止等重点措置」の延長で、準備に制約がかかり、今後の感染状況も見通せないことなどを考慮したということです。
1200年の歴史でも初めてとなる異例の事態となります。
5月に行われる「里曳き」については、今後判断するとしています。
長野放送[/MARKOVE]