夏秋イチゴを生かしたチョコレート
特集は特産のイチゴを生かしたチョコレートです。長野県安曇野市で生産が盛んな「夏秋イチゴ」の農家と須坂の専門店がコラボレーション。イチゴのおいしさを閉じ込めたチョコレートができました。
夏秋イチゴを生かしたチョコレート
口の中でとろける生チョコレートに、コロンとした形が可愛いボンボンチョコ。
(記者)
「こちらのチョコレート。実は今、安曇野で生産が盛んな「夏秋イチゴ」が使われているんです」
夏秋イチゴ(7月撮影)
「夏秋イチゴ」は文字通り、夏から秋にかけて収穫されるイチゴです。
夏秋イチゴの栽培ハウス(長野県安曇野市)
安曇野市では豊富な地下水と昼夜の寒暖差を生かし2004年から栽培が盛んになり、今や生産者50軒・作付面積は720アールまで増えています。
夏秋イチゴ農家・細萱敦史さん:
「周りは開けていて、晴れていれば白馬の方まできれいに見える所なので…」
細萱敦史さん
生産者の1人、細萱敦史さん(40)。
年間6トンの「夏秋イチゴ」を生産しています。3月から始まる、苗植えの準備を始めています。
夏秋イチゴ農家・細萱敦史さん:
「今年も天気に左右されながらでも、いいイチゴが育てられれば」
甘さと爽やかな酸味が特徴の「夏秋イチゴ」。ケーキの飾りなどに使われることが多く、形や色の良いこと、適当なサイズであることが求められます。
提供 細萱さん
そのため、少し形のくずれたものや大きすぎるものは「規格外」となり、細萱さんの農園でも、全体の1割ほどは「規格外」となっていました。
夏秋イチゴ農家・細萱敦史さん:
「そのままにしていれば、ただ廃棄になってしまって、(規格外でも)味としてはおいしいものだったので、どうにか有効利用できないかなと」
フードロスを減らすと同時に、「夏秋イチゴ」を冬場にも味わってもらいたい。
& chocolate(長野県須坂市)
そこで思いついたのがチョコレートとのコラボ。協力を仰いだのは、須坂市のチョコレート専門店です。
ジャム状にし、チョコレートの中へ
まず、イチゴの持つ水分のみでジャム状にし、それをチョコレートの中に閉じ込めてできたのが、コロンとした形のボンボンチョコです。
夏秋イチゴを生かしたチョコレート
(記者)
「チョコレートの中から、つぶつぶとしたイチゴのジュレが出てきました。『夏秋イチゴ』そのものを食べているような酸味とチョコレートの甘み、それぞれの良さがよく出ているおいしいチョコレートです」
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