資料
夏休みに合わせ長野県塩尻市では、中高生を対象にしたワクチンの集団接種が行われました。生徒や保護者からは「副反応が心配で悩んだが、感染予防のため受けることにした」などの声が聞かれました。
塩尻市は、2学期から安心して学習に取り組めるよう、夏休み中の中高生に22日と23日の2日間、ワクチンの集団接種を行います。
対象はおよそ3700人で、今月5日時点で1500件の予約が入りました。
懸念されるのが発熱などの「副反応」。若い世代ほど出やすいとされています。
訪れた親子は…。
高校2年生:
「自分も感染したくないし、祖父母にうつしたくないので受けました」
高校3年生:
「(副反応)怖いですね、やだやだと思ってる。(ワクチン接種は)まったく痛くなくてちょっと驚いてる」
高2の母親:
「迷いましたね。(子どもが)野球をやってて、集団で感染しちゃいけないなと思って」
高3と中3の父親:
「これから受験なので受験に備えて、(コロナに)かかってしまうと受験勉強とか当日にすごい困ることになるので。少し悩みましたね、夫婦や家族で相談して、きょうここに来た」
塩尻市は、「集団接種」は接種を強制するものではないとしています。
「接種した」「しない」で、差別などが起きることも懸念され、誰が接種を受けたか判りづらいよう、学校ではなく市の保健福祉センターで2日間に分けるといった配慮もしています。
長野放送[/MARKOVE]