飯山警察署
30日午後、長野県の野沢温泉スキー場のゲレンデ外の山林でバックカントリースキーをしていた岐阜県の会社役員の男性(59)が行動不能になり、警察などに救助されました。
警察によりますと男性は午後1時半ころ、3人グループの先頭で山林を滑走中、スキーを乗り上げた雪庇(雪が屋根の庇のように張り出した所)が崩れ、5、6メートル下に滑落したということです。現場は急な斜面で深い雪が積もっていて登ることも降りることも出来ず、仲間が携帯電話で110番通報し救助を要請しました。
警察では「寒いなら冷えないようこまめに体を動かして」などと指示した上、地元の遭対協メンバーと合わせて10人近くで現場に向かい午後4時前に救助しました。男性は滑落した際にぶつけたと見られる顔面に腫れはあったものの目立った外傷は無く、念のため病院で検査を受けたということです。
野沢温泉スキー場では過去にもゲレンデから外に出たスキーヤーが遭難するケースがあり、看板などで「ゲレンデ外への立ち入りはご遠慮ください」と呼びかけていました。
長野放送[/MARKOVE]