小学1年生の“黄色の帽子”もジェンダーレスに(長野市)
小学1年生が被る、あの「黄色の帽子」についてです。長野市は男女別だった帽子を新年度から同一のものにします。理由は「ジェンダーレス」への配慮です。
長野市の1年生の通学風景。黄色い帽子がトレードマークです。
交通安全のため市が無償で配布していて、これまでは男の子はキャップ型、女の子はハット型でしたが…
長野市地域活動支援課・畑順子課長:
「野球帽に統一して、女子児童にも野球帽を配布する形に。ジェンダー的な観点からも、男子だから女子だからということはなくしていこうと」
来年度の新入生からはキャップ型に統一します。「ジェンダーレス」の観点や、心と体の性が一致しない、いわゆる「セクシャルマイノリティ」などの子どもに配慮しました。
長野市地域活動支援課・畑順子課長:
「自分の性に違和感を感じているというのは、小さいときからそういう感情をお持ちのお子さんもいると思う」
教育現場で「ジェンダーレス」の動きが広がっています。
長野日大中学・高校では来年度から男女とも制服をブレザースタイルにし、スカートかスラックスを自由に選べるようになります。
また、白馬中学校も男女差がない「ジェンダーレス制服」を来年度から導入します。
長野市では子どもたちがジェンダーの問題やセクシャルマイノリティについて学ぶきっかけにもなればとしています。
長野市地域活動支援課・畑順子課長:
「(男女)同一的に考えないといけないという意識は、小さいところから積み重ねていくことで成長につながるのではと考えている。少しでもそういったことで苦しむことなく、楽しく学校生活を送れるのでは」
長野放送[/MARKOVE]