校舎北側の天然スケートリンクで初滑りを楽しむ児童たち
天然スケートリンクのある長野県伊那市の西春近北小学校で17日、今季のスケート授業が始まった。市内の学校で天然氷のリンク造りを続けているのは同校のみ。1、2年生計57人が初滑りをし、氷の感触を楽しんだ。
冬のスポーツに親しんでもらおうと、昨年11月のPTA作業でビニールシートを敷き、雨水などをためて自然凍結させてきた。日の当たらない校舎北側にあり、約160平方メートルの大きさ。今季は昨年末の厳しい寒さで順調に固まり、厚さは約10センチに達した。
冬休みにスケート靴の履き方を身に付けた子どもたちは、待ちかねた様子でリンクへ。かちかちに凍った氷の上に乗り、1年生は立ち上がることからスタート。2年生はゆっくりと周回し、にぎやかな声を響かせた。
2年生の児童は「スーッと前に進むのが楽しい。これから何回も練習して、きれいに滑れるようになりたい」と笑顔を見せた。
長野地方気象台によると、この日の最低気温は伊那で氷点下1・2度、辰野で同1・4度まで下がり、いずれも3月下旬並みとなった。18日は冬型の気圧配置が続き、再び冷え込むと予想している。
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