北京五輪に向けて抱負を話す小平選手(右から2人目)
2月4日開幕の北京五輪にスピードスケート女子日本代表として出場する長野県茅野市出身の小平奈緒選手(35)=相沢病院=が12日、同市役所を訪れ、今井敦市長に抱負を語った。小平選手は「市民の皆さまと一緒に喜びを分かち合えるようなパフォーマンスを目指して頑張りたい」と決意を述べた。
4大会連続出場で、前回の平昌五輪に続く500メートルの2連覇に挑む。小平選手は平昌五輪後の2018年、市運動公園国際スケートセンターに自身の名前を入れた「NAO ice OVAL」の愛称が付けられたことに触れ、「五輪の開催期間中に市民がスケートを楽しんでもらえるような機会にもなればいい」と話した。
北京五輪に出場する市内出身選手を応援する「北京オリンピック・パラリンピック茅野市出場選手後援会」の会長を務める今井市長は「コロナが猛威を振るっている。体調管理をしっかりしていただき、五輪の舞台で100%の力を出して小平選手の笑顔を届けてほしい。頑張ってください」とエールを送った。市後援会と市からそれぞれ激励金が贈られた。
小平選手は500メートルと1000メートルに出場予定。この日は長野市役所も訪れ、冬季五輪金メダリストでもある荻原健司市長と面談した。
茅野市出身ではショートトラック男子の小池克典選手(21)=全日空商事=も代表入りしている。市によると、小池選手の表敬訪問は予定されていないため、両親に激励金を手渡すという。
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