提供:国立感染症研究所
長野県は6日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」感染者が2人確認されたことを明らかにしました。また、この日、長野市も6人の感染を発表していて、県内での累計は8人となりました。
長野県の発表によりますと、県内で確認された新型コロナ感染者をゲノム解析したところ、2人が「オミクロン株」とわかりました。
2人は県内居住の20代男性と県外居住の20代男性です。いずれも海外滞在歴はなく、不特定多数との接触はないということです。
県内の男性は現時点で感染経路はわかっておらず、阿部知事は「いわゆる市中感染の可能性があると考えている」と述べました。
県外の男性は、オミクロン株感染者がすでに確認されている地域との往来歴があり、県外で感染した可能性があるとしています。
県内では、さらに13人がスクリーニング検査の結果、デルタ株ではないことが判明し、「オミクロン株」の可能性があることから、今後、ゲノム解析をするとしています。
阿部知事は「県内にもオミクロン株がかなり入りこんできている」との認識を示しました。
また、長野市はこの日、「オミクロン株」感染者を6人確認したと発表しました。
長野市によりますと、市内で確認された新型コロナ感染者を信州大学医学部附属病院でゲノム解析を行った結果、6人からオミクロン株が確認されました。
いずれも海外渡航歴はなく、渡航歴がある人との接触もないということです。
6人のうち5人は、きのう5日に発表された「集団感染」があったグループということです。5人は大阪府または兵庫県居住で12月下旬に市内で30人規模の宿泊を伴う集まりに参加していました。
残りの1人は、感染経路はわかっていません。
長野放送[/MARKOVE]