諏訪湖での初こぎを楽しんだ参加者たち
長野県ボート協会と下諏訪町漕艇協会は3日、2022年の初こぎを下諏訪町の下諏訪ローイングパークAQUR未来で行った。諏訪地方のボート関係者ら約80人が参加。ボートに乗った参加者は、新春の陽を浴びながら穏やかな諏訪湖へとこぎ出した。
初こぎは20年ほど前から諏訪地方のボート選手有志によって行われてきたが、今年は両協会の主催として初めて開催。協会関係者のほか、地元高校生や帰省中の大学生、社会人選手らが参加した。
諏訪湖では昨年、全日本中学選手権漕艇大会や北信越国体ボート競技など大きな大会が開催されたほか、東京五輪のアルゼンチンとイタリアのボート代表選手が事前合宿を行った。コロナ禍での新たな大会運営の在り方も模索した節目になった年だったという。
開会式で県ボート協会長の宮坂徹下諏訪町長は「長野で開催される国体も6年後と先が見えてきた。これからの将来を担う若い人たちの活躍を期待したい」、町漕艇協会の西村和幸会長は「今年1年、穏やかな諏訪湖であってほしい」と話した。
開会式後、参加者は用意されたボートに乗り込み、思い思いに諏訪湖での初こぎを楽しんだ。昨年コースタルローイングで世界大会に出場した小島広大さん(25)=RAKO華乃井ホテルボート部=は「今年も世界大会出場を勝ち取り、前回大会を上回る成績を目指したい」と活躍を誓っていた。
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