医療従事者のワクチン接種(信州上田医療センター 長野県上田市)
医療従事者から始まったワクチンの3回目接種。長野県上田市の医療機関は副反応について「2回目と大きな差はない」とする調査結果をまとめました。オミクロン株の感染者が国内でも出始めていて「なるべく早く打つ必要がある」と話しています。
医療従事者から始まったワクチン3回目接種。来月からは高齢者も行われる予定です。
これまでに職員480人がファイザー製のワクチン接種を受けた信州上田医療センターは副反応について調査しました。
信州上田医療センター・藤森実院長:
「2回目と3回目で、3回目の方が強いということは、おそらくない。間違いないと思います」
およそ5割の人に倦怠感や頭痛、発熱などの症状が出ましたが、これは、2回目とほぼ変わらない割合です。また、1回目・2回目の接種で発熱した人は3回目でも発熱する傾向があるということです。
藤森院長は「心配し過ぎることはない」としていますが、翌日の仕事を休めるように準備してほしいとしています。
世界で急拡大するオミクロン株。国内でも市中感染が確認されるなど広がりが懸念されています。藤森院長は3回目接種を多くの人が受けることが重要だと話します。
信州上田医療センター・藤森実院長:
「オミクロン株はワクチンだけでは抑えられない可能性もありますけど、ワクチンはやっていかないといけない。みんなが免疫を得るというのが重要で自分のためだけではなくて、人類全体のためということになると思います」
国は医療従事者、高齢者施設の入所者などの接種については、2回目から原則8ヵ月とする間隔を6ヵ月に前倒しする方針を示しています。
藤森院長もこの方針に賛成し、さらにそれ以外の人も前倒しすることも感染を抑える有効な手立ての一つとしています。
長野放送[/MARKOVE]