岡谷工バレーボール部員(長野県岡谷市)
春の高校バレー全国大会に出場する男子・岡谷工業と女子・都市大塩尻が県庁を訪れ「日本一を目指したい」と健闘を誓いました。このうち岡谷工業は15年ぶりの出場。選手を「食」で支えてきた地元のOBも古豪復活を喜ぶとともに、全国での活躍を期待しています。
岡谷工バレーボール部の練習
春高バレー出場を決めた岡谷工業。選手たちも練習に熱が入っています。
岡谷工業・石坂朋也主将:
「3年間最後の大会となるので、悔いの残らないように日本一を目指して頑張ってきます」
高校バレーファンならば誰もが知っている岡谷工業。1998年から春高を3連覇。2000年にはインターハイ、国体、春高の3冠を達成し、全国に「岡工」の名を轟かせました。
しかしその後、成績は低迷。県大会で敗れる日々が続きました。
岡谷工バレーボール部の練習
古豪復活をかけて臨んだ今年の県大会決勝。8連覇中の松本国際をセットカウント3-1で破り、15年ぶりの春高出場を決めました。
チームの特徴は早い攻撃で得点を狙う高速コンビバレー。前線のクイックや時間差など、スピードと連携に磨きをかけ全国に挑みます。
岡谷工バレーボール部・石坂朋也主将
岡谷工業・石坂朋也主将:
「もう一度、名門の『岡谷』という名前を広められるように、全力で楽しんでプレーしたい」
岡谷工バレーボール部・大日方崇徳監督
岡谷工業・大日方崇徳監督:
「来年は諏訪で御柱の年になります。その幕開けとなる1月ですので、熱い血を東京体育館でも熱いエネルギーを流して、テレビから皆さんに喜んでもらえるような試合をしたい」
岡谷工バレーボール部員
岡谷工バレーボール部員
練習後、部員たちが向かったのは…
店員:
「おかえり」
近くの飲食店「あら磯」です。
「春高勝利メニュー」カレーライス
試合の祝勝会など特別な日には、ここで食事をします。
「春高勝利メニュー」メンチカツ、トリカツ
この日のメニューは、春高での勝利を願いカレーライスとメンチカツ、トリカツ。
部員:
「いただきます」
部員:
「デリシャス(笑)」
部員たちの食べる姿を見守る店主の山田慶一さん
部員たちの食べる姿を優しく見守る店主の山田慶一さん(68歳)は、岡工バレー部のOB。25歳(1981年)の時この店を始め、およそ10年前から部員たちに食事を安く提供してきました。部員たちにとって父親のような存在です。
3年生・宮島大和さん:
「ペロッといっちゃいました。めちゃくちゃおいしいです」
あら磯 岡工バレー部OB・山田慶一さん:
「ご飯、どうだった?」
部員:
「おいしかったです、最高です」
成績が低迷した時も食で選手を支え続けてきた山田さん。15年ぶりに春高の舞台に立つ後輩たちの姿を誰よりも楽しみにしています。
[/MARKOVE]