長野放送
うなぎの宇宙食開発に取り組む長野県岡谷市の料理店が、高校生とタッグを組み「うな重」を気球で成層圏に飛ばし撮影するプロジェクトに取り組みました。見事、撮影に成功、10日、報告会が開かれました。
青い地球と宇宙空間の間を漂う「うな重」。合成ではありません。
岡谷市のうなぎ料理店「観光荘」と松本工業の生徒がタッグを組んで気球を上げ撮影しました。
10日は松本工業高校で報告会が行われました。
松本工業高校3年生・徳永大さん:
「こんなにすごい映像が撮れたと感動し、すごいうれしい気持ちでいっぱい」
岡谷の観光荘は、地元特産のうなぎを宇宙食にしたいと開発を進めています。
そのPRも兼ねた今回の取り組み。先月27日、気球にうな重と松本工業の生徒が制作した360度カメラなどを載せ、上げました。
「3、2、1、放球」
生徒:
「行ってこい!、がんばれ!」
気球にはGPSも取り付けられ位置が確認できます。
打ち上げから2時間半後、回収したカメラを確認すると…
生徒:
「やばっ、めっちゃきれいじゃん」
上空およそ10キロ。生徒のカメラには雲の上を飛んでいる「うな重」が映っていました。
一方、観光荘が取り付けたカメラには…
地上から34キロ、成層圏を漂う「うな重」が…。
生徒のカメラは成層圏では撮影できていませんでしたが、おおむね成功です。
観光荘・宮澤健社長:
「本当に衝撃的でこんな映像があるんだと。打ち上がっていく映像が足がすくむような感じ。ワクワクするのはこういう事だと映像を通して感じた」
松本工業高校3年生・白瀬聖武さん:
「うなぎを最高高度で撮影はしたかった気持ちがあって、また機会があればリベンジしたいな」
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