善光寺の関係者や奉賛会の会見(都内 12月7日)
来年4月に開かれる善光寺御開帳。7日、感染対策などの概要が発表されました。長野県独自の警戒レベルに応じて人数制限を設ける他、ライブカメラなどを使って「分散参拝」を呼びかけます。
7年目ごとに1度開かれる善光寺御開帳。新型コロナの影響で1年延期となり、来年4月3日から開催されます。
善光寺の関係者や奉賛会が7日、東京で会見を開き感染対策などを発表しました。
善光寺・若麻績享則寺務総長:
「何よりも最優先は、参拝される皆さんの安心・安全に尽きる」
参拝者の分散のため従来よりも開催期間を1カ月延ばします。不特定多数が触る「回向柱」には、ウイルスの感染力を抑えるとされる光触媒をコーティングします。
また、ホームページには事前に混雑予測を掲載するほか、ライブカメラやGPSを利用してリアルタイムでも発信する予定です。
善光寺では感染対策をした上で、過去最多だった前回を上回る710万人から720万人の参拝者を目指すということです。
善光寺御開帳奉賛会・北村正博会長:
「コロナ禍で落ち込んだ雰囲気を拭い去り、地域に明るい話題を呼び込みたい」
一方、県独自の警戒レベルが長野圏域で4と5に上がった場合は本堂内への立ち入り人数を制限。
レベル6、緊急事態宣言などの対象となった場合は参拝を「一時中止」とすることにしています。
長野放送[/MARKOVE]