スーパーの焼き芋売り場
寒くなってくると食べたくなる焼き芋。今は長く続く「焼き芋ブーム」で、長野県内のスーパーマーケットでも本格的な焼き芋を販売するところが増え、人気となっています。
寒くなると食べたくなる焼き芋。移動販売で買うのが冬の風物詩となっています。
ただ、最近は購入できる場所が増えてきました。こちらは長野市のスーパー「デリシア安茂里店」。
(アナウンサー)
「スーパーにやって来ました。いい香りがしているんですよね。こちらの焼き芋コーナーからのようです」
甘い香りに誘われて入ってみると、入り口からすぐの場所に売り場がありました。
家族で来店した客:
「うまいんだもん」
「おいしいよね。こういうところだと『ついでに買ってみようか』みたいになるからいいと思います」
デリシアは10年ほど前から販売を始め、人気となっていることから、年々取り扱う店舗を増やしています。現在の売り上げはグループ全体で1億円を超えています。
デリシア安茂里店・関雅弘青果部門チーフ:
「近年の焼き芋人気や、スーパーでの焼き芋販売がお客さまに認知されていると実感できます」
販売するのは、甘さやねっとり食感が人気の2品種です。
(アナウンサー)
「おいしいです。外はねっとり、中は少しほくほくしていますね。甘さと温かさが、寒い日にはぴったりですね」
なぜ、スーパーが焼き芋に力を入れるようになったのか。その一つが機械の進化です。
室内で石焼きやガスで調理するのは安全上の問題がありましたが、20年ほど前に内蔵の電熱線でサツマイモを上下から焼く「電気式焼き芋機」が登場しました。温度や時間も調節できて操作も簡単。本格的な味が楽しめます。
そして、もう一つが焼き芋人気。いも類振興会によりますと、20年ほど前からブームが続いています。そこに「気軽に」「ついでに」購入できるという強みを生かしスーパーが参入しています。
客:
「焼き芋の匂いがしたから、焼き芋食べたいなって。(Q.買うつもりで来た?)特に決まってはなかったです」
デリシア安茂里店・関雅弘青果部門チーフ:
「入ってすぐに甘い匂いがするっていうのは、お客さまの購買意欲をそそる、一つの武器」
ブームをけん引する存在となったスーパーの焼き芋。今後も人気は続きそうです。
長野放送[/MARKOVE]