伝統の「柚餅子」作り 長野・天龍村坂部集落 2日
長野県天龍村坂部集落では、伝統の保存食「柚餅子(ゆべし)」作りの時期を迎えています。
室内にさわやかなユズの香りが広がります。天龍村坂部集落で、今年も柚餅子作りが始まりました。
柚餅子は果肉をくりぬいたユズに、みそやクルミなどを入れて蒸した後、乾燥させて作ります。
生産者組合が高齢化などのため解散し、存続が危ぶまれましたが、4年ほど前から地元の若手などで作るNPO法人「ツメモガキ」が生産を担い、伝統をつないでいます。
長く柚餅子を生産してきた・関京子さん:
「ずっと長くやってきただけに、自分ではできなくなって寂しくて悲しかった。伝統をつないでくれる若い人たちの気持ちがうれしくて」
NPO法人ツメモガキ・村沢葉花さん:
「自分たちなりにストーリーを持って、柚餅子を1個ずつ作って、わが子のように育てています」
柚餅子は冬の間室内で乾燥させ、来年3月ころに出来上がるということです。
長野放送[/MARKOVE]