横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手(長野県中野市出身)
特集は長野県中野市出身、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手です。ルーキーイヤーでしたが、新人史上初のサイクルヒット、最多二塁打と数々の記録を塗り替え、あの長嶋茂雄さんなどと並ぶ「打率3割・ホームラン20本」という活躍ぶりでした。大躍進の理由、来シーズンの目標を本人に聞きました。
牧秀悟選手
野手の横を抜く鋭い当たり。逆方向に運ぶ豪快なホームラン。
「長野県から来ました、牧秀悟です!」
ルーキーながら「ハマの4番」に座った牧秀悟選手。新人として、あの長嶋さんを抜く記録も打ち立てました。
11月19日―
横須賀市の練習場で黙々と汗を流す牧選手。ペナントレースが終わり、すでに来シーズンに向けて動き出しています。
牧秀悟選手
横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手:
「正直驚いているというか、いい1年だったなと。個人としては想像もできないくらいの成績を残せていいシーズンになったが、チームとして最下位に終わってしまったので、そこは来年に向けて準備をしていきたい」
本人も驚く活躍。故郷の後輩たちにも大きな刺激を与えています。
中学時代は若穂シニア(長野市)に所属
兄を追って小学1年で野球を始めた牧選手。中学時代は長野市の若穂シニアで基礎を身につけました。
中央大学・2020年
その後、松本第一高校を経て中央大学へ。強打者に成長し、大学日本代表にも選ばれました。
横浜DeNAから2位指名・2020年
ドラフト会議では横浜DeNAから2位指名。
ドラフト指名を受けて…
喜ぶ両親…。
(去年2020年、長野市)
後輩たちにプロ入りを報告。
後輩たちにプロ入りを報告(2020年)
若穂シニア時代の恩師・滝沢栄監督:
「ずっと草むしりをしていたこのビニールハウスから、プロへの第一歩を踏み出してもらいたい。がんばれ、牧秀悟」
若穂シニア時代の恩師・滝沢栄監督
去年の年末に聞いた目標は…
横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手(当時):
「開幕1軍でチームを鼓舞できるような選手に、1年目からガンガンいってアピールしていきたい」
目標を書いてもらった色紙
言葉通り、開幕1軍・スタメンで臨んだプロ初打席。相手は球界を代表するピッチャー、巨人・菅野投手でした。
横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手:
「(最初の試合は)鮮明に覚えている。緊張というよりは舞い上がった部分が大きかった」
プロの洗礼を浴びたもののその後、球速にも慣れていき、初ヒットに初ホームラン。
ヒーローインタビュー(当時):
「長野県から来ました、牧秀悟です」
初の「お立ち台」も早々に経験しました。牧選手の名を広く知らしめたのが8月の阪神戦です。
ツーベースヒット、ホームラン、シングルヒットを飛ばし、迎えた第5打席。みごと、スリーベースヒット。新人史上初のサイクルヒットを記録しました。
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