信州上田医療センターで始まった3回目接種 1日
新型コロナウイルスの感染拡大に備え、長野県内でも1日からワクチンの3回目接種が始まりました。医療従事者からスタートし、年明けには順次、高齢者への接種も行われる見通しです。
上田市の信州医療センター。1日、藤森実院長らがファイザー製のワクチンで3回目の接種を受けました。
3回目接種は原則、2回目から8カ月以上が経過した18歳以上が対象です。医療従事者から始まり、高齢者は年明けから始まる見込みです。副反応は1、2回目と同じ程度になるということです。
信州上田医療センター・藤森実院長:
「できるだけ多くの人がワクチンを打って、集団免疫を達成しなければいけない。ワクチン接種は自身だけでなく、県民や人類全体を救うものとご理解いただければ」
ワクチンは時間の経過とともに予防効果が減少していきます。信州上田医療センターが職員470人を対象に行った調査でも、2回目接種の8カ月後の抗体の量は、3ヵ月後に比べ半分程度まで減少していたことが分かりました。
また、加齢とともに減少しやすい傾向にあったということです。
信州上田医療センター・高橋済臨床研究部長:
「抗体が減っている時は、増えている時より感染しやすいのは、医学的に間違いない。3回目のワクチン接種は意義のあること」
感染力が強いとされるオミクロン株も国内で確認され、警戒が強まる中で始まった3回目接種。藤森院長は、「今あるワクチンで感染拡大を防ぐことが重要」と話します。
信州上田医療センター・藤森実院長:
「ワクチンがオミクロン株に無効ということもあまり考えられない。みんなで集団免疫を獲得しておけば、医療崩壊ということにならずに第6波を迎えられると思う」
長野放送[/MARKOVE]