資料 ワクチン
30日、長野県内で新型コロナの新たな感染者の発表はありませんでした。発表がないのは3日ぶりです。さて、12月1日から、まず医療従事者を対象にワクチンの3回目の接種が始まります。ワクチンの効果は?いつ打つのか?交互接種は?専門家に話を聞きました。
すでに8割以上の人が2回の接種を終えている新型コロナワクチン。1日から医療従事者を対象に3回目の接種が始まります。
信州大学医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「残念ながら時間の経過とともに感染予防効果、発症予防効果は減少していくということがわかってる。3回目の接種をすることでそれらの効果が元に戻る」
国は2回目から3回目の間隔を原則、おおむね8カ月以上としていて、自治体ごとに異なりますが、医療従事者は1日から、高齢者は来年1月ごろからになる見込みです。
副反応は?
信州大学医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「2回目に比べると3回目はほぼ同じくらいと考えていただいていい。全身の症状である発熱とか、関節痛、頭痛については3回目の方が若干少なくなる」
1、2回目と同様、接種翌日は休めるよう予定した方がよさそうです。
交互接種は?
1、2回目と3回目で異なる製品を使う「交互接種」は認められていて効果、副反応も違いはないとされています。
オミクロン株にも有効?
新たな変異株「オミクロン株」がヨーロッパで急拡大し日本でも30日、初確認されました。ワクチンが効きにくい可能性があると指摘されています。
信州大学医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「効果は下がるかもしれないが打たないよりは打った方がいい。3回目の時期が来たらぜひ打っていただきたい」
3回目は18歳以上の希望者全員が無料で接種できます。12歳から17歳は1、2回目は打てましたが、今回は承認されていません。
一方、5歳から11歳の1、2回目の接種についてはアメリカで始まったほか、イスラエルやカナダも承認しました。
日本では子どもは重症化することが少ないとして慎重な意見もあり、厚生労働省が協議しています。
長野放送[/MARKOVE]