赤いジャンパーを着たガイドから案内を受ける観光客
長野県箕輪町観光協会は26日、紅葉の名所として知られる箕輪ダム「もみじ湖」の案内などを担う「観光ボランティアガイド」事業を始めた。観光案内サービスの充実を図る新事業で、町内外の19人が先日までに町協会の養成講座を修了。初日はこのうち5人が出動し、これから見頃を迎える現地で観光客をもてなした。
養成講座は、伊那バス(伊那市)でガイド育成を担当する島崎俊子さんや町職員が講師となり、9月から全9回の講座を開始。受講生は、箕輪ダムの歴史やモミジが植栽されてきたいわれ、ガイドの心得などを座学で学んできたほか、10月からは観光客を相手に現地研修も積んできた。
ガイドはそろいの赤いジャンパーに身を包み、出店が並ぶ竹の尾広場周辺で観光客に対応した。1周1時間の散策路コースをガイドと回った大町市の70代の夫婦は「箕輪の魅力などいろんな話も聞けて楽しかった。また訪れたいと思う」。案内した唐澤真理子さん=同町上古田=は「ガイドを通して箕輪ファンを増やしていければ」と話した。
協会によると、紅葉の見頃は11月上旬ごろ。ガイドは14日まで竹の尾広場に常駐し、平日は3~4人、休日は5~6人が出動する。常駐時間は午前10時~午後3時。問い合わせは協会事務局(電話0265・79・3171)へ。
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