長野放送
来年春に開幕する長野市の善光寺御開帳で本堂前に建つ「回向柱」を加工する作業が2日、長野市の木材販売会社で行われました。
御開帳は数えで7年目毎に行われ、本来は今年開催の予定でしたが新型コロナウイルスの影響で1年延期されました。
「回向柱」は本堂の前立本尊(まえだちほんぞん)と「善の綱」で結ばれ、触ると本尊に触れたと同じご利益があるとされる御開帳のシンボルです。
2日に柱に加工されたのは先月、須坂市で伐採された幹回り2メートルの杉の大木。製材の機械に載せ電動のこぎりで長さ10メートル、45センチ角の柱に慎重に仕上げていきました。
坂田木材・坂田庄司会長:
「戦後は代々ずっとやらせていただいています。参拝の皆さんが触ってご利益あるような立派な木に仕上げたいです」
出来上がった回向柱は松代の文武学校で保管された後、来年3月27日に善光寺に奉納され4月3日に御開帳の開幕を迎えます。期間は6月29日までの88日間で柱には感染防止の効果があるとされる光触媒剤を塗布することにしています。
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