富士乃湯(長野県松本市 10月1日)
政府は緊急事態宣言などを9月30日で解除しました。長野県内の観光関係者は、秋の行楽シーズンに向けて期待が高まる一方、感染の再拡大を心配しています。
新型コロナに翻弄される観光業界。松本市浅間温泉の旅館・富士乃湯では、緊急事態宣言期間中、客足は去年の6割程度にとどまりました。
富士乃湯・二木伸次代表:
「入り込み状況は良くなかった。経営的にも厳しい部分はあった」
それだけに宣言解除は、秋の行楽シーズンに向け「期待」が高まります。
富士乃湯・二木伸次代表:
「(宣言解除は)ものすごくうれしい。これでようやく県境を超える動きが認められることになったので」
旅館では徐々に県内外から予約が増え始め、週末は満室となる日もあるそうです。
「喜び」の一方、感染再拡大の「不安」も入り混じります…
富士乃湯・二木伸次代表:
「再拡大するのが一番怖い。これでまた感染者が増えて年末年始に規制が入ると、ちょっとつらい部分があるので、旅行に行かれる方も受け入れ側も、感染症対策はしっかりやっていかなければいけない時期なんだろうなと思う」
長野放送[/MARKOVE]