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長野放送
値上げの秋です。10月から輸入小麦の売り渡し価格をはじめ、マーガリンやコーヒーの一部商品が値上げされます。マーガリンなどは主要メーカーが最大12%ほど値上げ。コーヒーも一部の店頭価格が2割程度アップ。一部の和洋菓子も値上げされます。これは世界的な需要増加や天候不順による原料価格の高騰が要因です。加えて国内では、産地の天候不順でジャガイモやタマネギなどの野菜も高値で推移。家庭や飲食店に影響が出そうです。コロナの影響もある中、価格を据え置こうと踏ん張る長野市のパン店を取材しました。
(記者リポート)
「焼きたてのいい香り!パンに欠かせない小麦粉が値上がりすることで、パン店では不安を隠せません」
長野市大豆島にあるパン店「これぞパンです This is a “PAN”!!」。毎日250本ほどの食パンを販売していて、1日に使う小麦粉は、およそ120キロに上ります。
政府は、輸入小麦を製粉会社に売り渡す価格を19%、引き上げました。いずれ小麦粉の仕入れ値も上がれば、パンの値上げも検討せざるを得なくなり店側は戸惑いを隠せません。
「これぞパンです」・城取ゆりか代表取締役:
「『値上がりします』とメーカーから言われているんですが、今すぐにというわけではなく、来月から。『今月はまだ据え置き』と連絡いただいています。どのくらい値上がりしちゃうんだろうとか、ずっと値上がりしたままなのかなとか、不安はありますね」
原材料の高騰ですでにサラダ油も値上がりしています。加えてコロナ禍で客足も不安定。いわば二重苦の状況です。
そこで…
(記者リポート)
「濃厚なソースが、ふわっふわの食パンによく合います。パンの原材料は変えられないということで、それ以外の野菜などの食材のコスト削減を工夫しているそうなんです」
店にはイートインコーナーがあり、パングラタンやビーフシチューが人気です。これらに欠かせないのが、レタスやパプリカ、タマネギなどの野菜。
夏の長雨の影響で野菜の仕入れ値も高騰していることから、なるべく安く手に入れようと卸業者だけでなく、地元のスーパーなどにも買い出しに行っています。
「これぞパンです」・城取ゆりか代表取締役:
「スーパーに値段を見に行って『こっちの方が安いか』『あっちの方が安いか』を足を運んで安い所を探すようにしています」
また、紙袋などの包装資材も大量購入していて、紙袋は1枚あたり7円削減しました。こうした努力でパンもイートインメニューも当面、価格を据え置きます。
「これぞパンです」・城取ゆりか代表取締役:
「『また来たい!』と思ってもらえるようにおいしいパンを焼いたり、お客さまが手を出しやすい価格で据え置けるようにしていこうとは思っております」
客:
「すごく、おいしいです、やわらかくて」
「大好きなパンなので値上がってしまうのは、ちょっと…。ここは(商品価格は)値上がらないということなのでまた、次回も来たい」
コロナの影響に原料の値上げと厳しい状況が今後も続く飲食業界や小売業界。試行錯誤が続きます。
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