長野放送
長野県内でも季節性インフルエンザの感染が広がり、県は22日、3シーズンぶりに「注意報」を出しました。予防は新型コロナと同じで、県はこまめな手洗いや換気などに努めるよう呼びかけています。
院長:
「関節も痛いの?」
患者:
「ちょっと痛みがありまして」
長野市の宮沢医院。こちらの男性患者は検査の結果、新型コロナではなかったため対面で診察を受けました。
40代:
「(周りに)インフルエンザになった人もいましたので、念のためという形ですね」
インフルエンザでもありませんでした。ただ、宮沢院長は…
宮沢医院・宮沢政彦院長:
「1カ月くらい前から当院では、ぼちぼちインフルエンザ患者が見られるようになりまして、いつ大流行になってもおかしくない状況」
宮沢院長が言うように県内でインフルエンザの患者が増えています。2月13日から1週間の1医療機関あたりの患者数は平均10.94人。基準の10人を超え県は22日、3シーズンぶりに「注意報」を発令しました。
コロナ感染者は減少傾向ですが、宮沢医院では今も発熱がある患者は、隔離された別室や車の中で待機し、検査を受けます。
スタッフ:
「検査はコロナの抗原(検査)とインフルエンザの検査をさせていただきます」
コロナとインフルエンザを同時に検査できるキッドを使い10分ほど待つと結果が出ます。
県や宮沢医師によりますと、コロナとインフルエンザの区別は難しく、発熱などの症状が出たらまずは「学校や会社に行くのをやめて様子を見てほしい」としています。
宮沢医院・宮沢政彦院長:
「発熱など体調不調の場合は必ず受診する前に、かかりつけの先生に電話で相談してほしい」
対策は基本的に同じです。「手洗い」「こまめな換気」「室内の湿度を適度に保つ」など基本的な対策の徹底を呼びかけています。
長野放送[/MARKOVE]