長野放送
長野市の松代高校商業科の生徒たちが27日、地域の特産アンズなどを使ったパンを考案し、校内で販売しました。30分ほどで売り切れる人気ぶりでした。
27日正午ころの長野市の松代高校。
「いらっしゃいませ」
昇降口の一角で販売されていたのは、3種類のパンです。
アンズ型のパンの中にチョコレートとアンズのドライフルーツが入った「あんずショコラ」に、アーモンドクリームのパンの表面に地元産のアンズと飯綱産ブルーベリーのジャムを塗った「プリコリーアーモンド」、松代特産の長芋を使った高校オリジナルの「松高カレー」を入れた「松高カレーパン」です。
これらはすべて商業科の生徒たちが考案しました。
毎年、授業の一環で「地元食材を使った商品開発」に取り組んでいる商業科。当初、商業を学ぶ県内の高校生たちの合同販売イベント「デパートゆにっと」で販売する予定でしたが、新型コロナの影響で中止となり、校内で販売することになりました。パンは、地元の業者に作ってもらいました。
開発に携わった生徒(3年):
「パンに一番合うものは何かなと考えて、その中で長芋とアンズが合うかなと思って」
27日は2回目の販売で計60個を用意しましたが、30分で売り切れる人気ぶりでした。
食べた生徒:
「カレーパンの中に肉が入っていて普通においしい」
「アンズが強いですね。パンに合う」
松代高校・青木修一校長:
「松高生の味が出ていいんじゃないかと思う」
開発に携わった生徒(3年):
「松代が自然豊かな町ということをこのパンを食べると伝えられるのではないかなと思う。(出来は)100点だと思います」
高校生たちが考えたオリジナルのパン。今後、地域のイベントなどでも売り出していきたいとしています。
長野放送[/MARKOVE]