激しく降る雨の中、駒ケ根市の丸塚公園付近をスタートするランナー
信州駒ケ根ロードレース(長野県駒ケ根市、同市教育委員会などが主催)が26日、同市の天竜川河川敷で行われた。市内の小学生を対象とした3キロ部門に132人、上伊那地域在住の中学生以上を対象とした5キロ部門に208人の計340人が出場。強い雨に見舞われたが、途中棄権するランナーはなく、それぞれの目標に向けて懸命に走り抜けた。
今大会は、新型コロナウイルスの影響で中止となった「信州駒ケ根ハーフマラソン」の代替え企画として実施した。出場者を上伊那在住者に限定し、レースは感染リスクを下げるために2、3人ずつ30秒間隔で走り出すウェーブスタート方式を採用。開会式、閉会式は行わず、40人ほどのグループに分けてランナー同士が密にならないように工夫した。
コースは、天竜川堤防道路を走り天竜川を望む景観と、ほぼ平らな舗装路が特徴。ランナーは丸塚公園をスタートし、天竜川右岸を北上して、天竜大橋から左岸にわたり駒見大橋付近のゴールを目指した。
あいにくの雨模様となったが、カッパを着たり、雨よけのビニール袋をかぶったりして、雨をしのぎながら走る人も。それぞれ自分のペースで駆け抜けゴールへ。笑顔で両手を掲げる人、コースに向き直って一礼する人など、走り切った達成感を表現していた。
父親と姉と参加した赤穂小の児童(6)は「一度も歩かないで走り切れて良かった」と朗らかな笑みを浮かべていた。
[/MARKOVE]