長野県佐久穂町に移住したスパイスの達人・豊田陽介さん
特集はカレーと家族を愛する男性です。男性は食品メーカーに勤めていたスパイスの達人。長野県佐久穂町に移住して、去年2020年、カレー店を開き、評判となっています。家庭のカレーをおいしくする一工夫も教えてもらいました。
豊田さんの店のカレーはどれもスパイシー
厨房に漂うスパイスの香り。ここは佐久穂町にあるカレーの専門店「ヒゲめがね」。
カレー屋 ヒゲめがね(佐久穂町)
豊田陽介さん:
「(お客さんからは)『まんまですね』っていうのはよく言われます」
ユニークな店名の由来は…
ユニークな店名の由来は主の豊田陽介さんを一目見れば、納得です。
パキスタンカレー
こちらは、鶏肉をほろほろになるまで煮込むパキスタンカレー。(税込900円)
豊田陽介さん:
「ブラックペッパーを結構、入れているのが特徴的なカレーになりまして、かむとブラックペッパーの清涼感が口の中に広がっていくので、おいしいポイントかなと思います」
お味は…
アナウンサー:
「スパイスのいい香り。スパイシーでとってもおいしいです。最初に口に入れたときに、赤唐辛子のピリッという切れのある辛みを感じました。そのあとに食べていくと、ブラックペッパーのさわやかな香りが口の中に広がって、すごくバランスがいいです」
豊田さんは「スパイスの達人」
店のカレーはどれもスパイシー。それもそのはず、実は豊田さん、「スパイスの達人」なんです。
豊田さんは神奈川県出身で大学卒業後、カレーのルウなどでお馴染みの「ハウス食品」に入社しました。営業や新規事業の担当などを経て就いた業務が「スパイスマスター」。講座などを開き、消費者にスパイスの魅力を伝える仕事をしてきました。
豊田陽介さん:
「スパイスとはどんなものなのか、組み合わせたらどんな味になるのか、自己研さんを積み重ねて工夫していくのは、とても面白いなと感じましたね」
長野県佐久穂町
そうした中、長男が佐久穂町にある私立の小学校に入ることになり、家族は信州へ。豊田さんだけ東京に残りました。
豊田陽介さん:
「平日は都内で働いて、週末は長野で暮らすということを1年間やっていたんですが、2拠点生活を始めると家族との距離がすごくあいてしまったと。僕にとって家族と近くにいるということは、何よりも譲れないものなんだなっていうことを気づくきっかけになった」
家族と過ごす時間。離れてみて、その大切さに気づかされました。
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